

住まいづくりに熱心な家族には、ときとして最適なパートナーに巡り合う偶然が訪れる。親子二世帯のご夫婦4人というIさんご家族が建替えを検討しはじめたのは、いまから約3年前。ちょうどその頃、周囲の敷地で新築工事が同時進行ではじまったそうだ。
基礎から少しずつ出来上がっていく現場を観察し、複数の建築会社が比較できたという。とくに気になったのが、坂本木材建設の住まい。「丁寧な仕事を見て、ここなら間違いないと直感しました」と、Iさんご夫婦が振り返る。
そんなとき、建築工事の挨拶まわりにやって来たのが、同社の担当者。その商売っ気のない語り口調に、ご両親も思わず建替えの話しを切り出したという。「建替えを強く勧めるわけでもなく、『残せる物は残しましょう』という人柄が気に入りました。施主の気持ちになって取り組んでくれると予感しましたね」というご両親は、新しい和室に先代からのランマをしっかりと受け継いでいた。

![]() |
外壁は、ガルバリウム鋼鈑。アプローチのベンチは、職人さんにつくってもらったという。 | ![]() |
玄関からコミュニケーションデッキを見上げる。 |
2階リビング。パイン材の勾配天井が吹き抜けのように高い。
1階はご両親、2階はIさんご夫婦の生活空間。間取りのレイアウトは、両階層ほぼ同じだ。LDKを囲むように個室やサニタリーが配置され、南側はどちらも大開口。冬はたっぷりの陽射しにあふれるが、深い軒のため夏はそれほど直射日光が入らない。計算された南北通風が、四季を通じて快適な室温を保ってくれる。
二世帯ともにリビングがもっともお気に入りで、今年はじめて経験する春や夏の庭への期待も高い。「みんなでバーベキューや家庭菜園を楽しみたいですね」。将来、お子様が庭で遊ぶ姿を、ご両親はいまから楽しみにしているという。
間取りは、最初に提案された図面でほとんど満足だった。それでも、契約から着工まで1年半もご家族全員で納得いくまで話し合ったそうだ。パソコンで図面を起こしたり、スチレンボードで模型を製作したり、いろいろな家の外観を見に行ったり。住まいづくりの楽しいひとときを過ごしたという。
着工後も頻繁に現場を訪れた。とくに奥様は、毎日2回も大工さんへの差し入れを欠かさなかったそうだ。「職人さんのこだわりをみんなに知らせたくて、しょっちゅう写メを送ったりしていました」とは奥様。大工さんとのコミュニケーションも万全で、現場でフローリングや柱などの端材を見かけては、TVボードやベンチなどをつくってもらったそうだ。
| 1階和室。ランマは建替え前の家から受け継いだもの。 | 南向きの一体的な間取りで使い勝手は最高。 | キッチンは、二世帯ともにウッドワンの木製キッチン。奥様お気に入りの空間だ。 |
| 2Fコミュニケーションデッキ。ホリカーボネイト板越しに玄関が透けて見える。 | 1階寝室。 | 2階バルコニー。セカンドリビングとして、また庭にいる家族とのコミュニケーションを図る場としても機能。 | 将来のために子ども部屋を2室分設けた。必要に応じて間仕切りを設置する。 |
■設計・施工
(株)坂本木材建設
〒929-0323
石川県河北郡津幡町字津幡二564-2
TEL.076-288-3954
FAX.076-288-6053
http://www.sakamotomokuzai.co.jp/